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2009年3月23日月曜日

ヴィヴィッド=ユーモア?


3月21日

猪野健治『三代目山口組』を一気に読んでしまおうと読む。読了。副題に「田岡一雄ノート」とあるからか、田岡三代目の完全な伝記とはなっていなかったため、とぎれとぎれの出来事が同時にやってくる感じがする。ヤクザ本のなかではかなり客観的な記述という評判の著者ではあるが、やはりどうしても田岡礼賛の文章が目立つ。称賛がすぎて田岡三代目がむしろ非人間的な描かれ方をされるのはいかがなものか。

なんてことを思いつつ、続いて奥田英朗『町長選挙』を読む。面白すぎる。ナベツネの次はホリエモン(+田原総一朗)ときた。パロディはパロディなんだけど、ナベツネもホリエモンも、メディアで描かれる人物像よりずっと人間的なはずだから、それほど遠からずというところか。

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