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2009年3月18日水曜日

赤坂太郎って誰?

3月18日

読むのを忘れていた『文藝春秋』を読む。保阪正康の天皇記事から。前回の記事が評判がよかったようで(確かに大胆ではあった)、その補足のようなもの。皇太子がまだ独自の言葉を身に付けていないという指摘、来るべき日本の天皇として日本をいかに考えているかが見えないことへの不安、は適切な批評。記者会見で「犠牲」という言葉を使ってしまう思慮の足らなさも不安材料である。

他に赤坂太郎(一体誰?)のドキュメントを読む。小沢秘書逮捕以前の話までなので、物足りない。「丸の内コンフィデンシャル」「霞が関コンフィデンシャル」の実はファン。

将棋の本を少し読み(橋本崇載七段の新講座)、猪野健治『三代目山口組』をいつものように10ページ足らず読んで、睡眠。

「赤坂太郎」の正体

「赤坂太郎とは何者なのか?」というキーワードで検索する人がこのエントリーをみつける人が多いのに、本文には「赤坂太郎」の正体は一切書いていない。それは不親切なので、後日、何かで読んだところの情報を付け加える。

月刊誌『文藝春秋』に毎月掲載される「赤坂太郎」の政治エッセイは詳細な政界裏話で有名だが、「赤坂太郎」という人物は存在しない。書かれる内容の政治家との近さからわかるように、匿名の政治記者である。それも2、3人の記者が書いているらしい。だが共同で書いているのではなく持ち回りで担当し、互いの素性はまったく知らないのだそうだ。

現役の執筆陣は不明だが、かつて「赤坂太郎」をしたことのある政治記者で私が知っているのは、屋山太郎、渡部亮次郎、花岡信昭である。

執筆は比較的若い頃に担当する。『文藝春秋』側から依頼があるようだ。

(2011.12.30.追記)

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