3月11日将棋の本を読む。と云っても、すでに読んだところを繰り返し読んでいるだけで、一向に前に進まない。
昨日買った
青木新門『納棺夫日記』を読む。途中睡眠を挟みながら読了。読んでいると
色川武大のこの一文を思い出した。
「不思議なことに、満九歳から十六歳までの戦争の間、いざとなったら自分のために他人を犠牲にしなければなるまい、と半身でかなり本気で思いつつ、いざとなる前にもうそのことに怠慢だったり闘争心欠如だったりしたのに、戦争が終わって尺度が個人単位になったら同質のことを嬉々としてやっているのだった。」(「尻の穴から槍が」『怪しい来客簿』)
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