2011年6月14日火曜日

有吉の佐和子と玉青とフェルメール

6月某日
日曜に図書館で借りてきた有吉玉青(たまお)『恋するフェルメール』をパラパラめくっていたら、プロフィールの著書欄に『身がわり 母・有吉佐和子との日日』とあった。

知らずに借りたわけだが、有吉佐和子の娘だったとは。

気になっていくつかの章を読んでみたけど、やはりどこか不自然臭のする文章だった。不自然、というのは、文章が形式ばった言葉遣いではなく、すこし崩れ感じがあるということだ。

一般人が文を書くと、文法に忠実すぎた文章になるか、そもそも下手すぎるかのどちらかになりがちだが、有吉玉青はそのどちらでもない。微かではあるが、文学臭のする文章だった。

さて、タイトルの「恋するフェルメール」というのは、フェルメールが誰かに恋していたのか、有吉玉青がフェルメールに恋しているのか、いまのところわからない。

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